つわりはなぜ起こる?つわり原因説5つと、そこから見える軽減対策

つわりの原因と軽減対策 つわりQ&A

つわりが起こってしまう原因は、いまだ特定されていない現状です。
昨今、つわりに関する様々な研究成果が報告されていますが、母体や胎児に悪影響が起こる懸念から実験は不可能とされ、つわりの原因確定までには至らないのが実情です。

このページでは、有力視されている6つの説について言及し、その説が真だとした場合に考えられる症状改善対策についてお伝えします。

つわりの原因として考えらえれること

  • 仮説1:hcgホルモン
  • 仮説2:異物へのアレルギー症状
  • 仮説3:母体の安静を図るため
  • 仮説4:つわりは自律神経失調症である
  • 仮説5:体内環境をキレイにするためにつわりが起きる
  • 仮説6:精神的な不安やストレスがつわりを引き起こす

以下、詳細解説していきます。

仮説1:hcgホルモンがつわりの元凶である

妊娠中の女性ホルモンの変化の表 hcg

hcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、受精卵が子宮に着床した直後に作られるホルモン物質です。
妊娠チェッカーや産婦人科での妊娠検査はこのhcgの有無で判定されますので、聞き馴染んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

hcgは、妊娠成立直後から10週まで右肩上がりで増えて行き、16週頃に安定状態に入ります。
急激かつ大量に分泌される時期が丁度つわりが酷い時期と重なっているため、hcgによる身体機能の混乱が悪阻の原因ではないかとの説があります。この説が現在一番有力視されているようです。

実際に、胞状奇胎という異常妊娠時は、hcgが桁違いに高くなるのですが、胞状奇胎の症状の一つとして、「つわりの酷さ」も挙げられています。

しかしその一方で、通常妊娠時のhcgの量とつわりの重さに明らかな比例関係は認められず、これだけが原因とは考えられない部分もあります。

仮説2:赤ちゃん=異物へのアレルギー症状がつわりの原因である

母体は宿った命を異物と認識し、排除しようとしてアレルギー症状を起こさせるという説があります。
しかし、アレルギーだとしたら、妊娠中期以降にほとんどの妊婦さんの症状が落ち着く理由に説明がつきにくいという意見もあります。

より異物としてのイメージが強いためか、男の子だと症状が酷い、血液型が違うと症状が酷いといったことも良く聞かれますが、女の子で同じ血液型の子供でも出産時までトイレから離れられなかった方もいらっしゃいます。信ぴょう性は薄そうです。

仮説3:母体の安静を図るためにつわりが起こる

妊娠していることを本人に自覚させ、妊娠初期の不安定な時期を安静に過ごさせようとする体のはからいという説もあります。
流産しやすい時期ですので納得できる部分はありますが、つわりを体験することなく健康なお子さんを出産される方もいらっしゃいます。

仮説4:つわりは自律神経失調症である

自律神経は、呼吸器、循環器、消化器の活動を調整するために24時間働いている神経です。
この神経の働きに乱れが生じると、頭痛、吐き気、微熱、過呼吸、倦怠感、不眠症、味覚障害、生理不順等の幅広い不調をきたします。精神的な症状が現れることも多いと言われています。
妊娠をきっかけに体に大きな変化が起こることで自律神経のバランスが乱れ、結果、あらわれた症状がつわりであるといった説もあるようです。

仮説5:体内環境をキレイにするためにつわりが起きる

現代の女性は様々な有害物質と隣り合わせで生きています。
体内にも、合成化合物など人体に決して良いとは言えない成分が残留している可能性が0ではありません。
これらの悪影響から赤ちゃんを守るためにつわりが起こる、といった説もあります。
体内の毒素を出し切るために嘔吐させたり、毒となりうる食べ物を寄せ付けないために味覚障害を起こす、ということのようです。

ただ、化合物が存在しない時代に悪阻が無かったなんてことはないでしょうし、中には私のように悪阻中マクドナルドが至上の好物になったり(明らかに体に良くなさそうなのに何より美味しく感じました)、つわりが酷過ぎて栄養失調状態で出産する人もいます。この仮説が正しいとしたら、本末転倒です。

仮説6:精神的な不安やストレスがつわりを引き起こす

「病は気から」の言葉のごとく、抱えているストレスが症状を悪化させるとも考えられています。
特に経済的不安を抱えていたり、夫婦関係がうまく行っていない人が重症化する傾向があるとも言われています。
ただ、不妊治療の末待望の赤ちゃんを授かった方や、上記に不安が無かった私も産むまで悪阻だったので、個人的には「精神論だけで片が付く問題」では絶対にないと感じています。

つわり原因諸説から考える対策案

それぞれの仮説に対しての症状軽減策についてご案内します。

原因が妊娠期の体の変化にある場合の症状対策

  • 仮説1:hcgホルモン
  • 仮説2:異物へのアレルギー症状
  • 仮説3:母体の安静を図るため

これらが原因だとした場合、一番の対策は、力及ばず申し訳ないのですが「時が過ぎるのを待つ」だと考えれます。

【つわりが終わった時期 2016年調査結果】

つわりが終わる時期 2016年度調査

2016年に当ブログで234人の妊婦さんにアンケートを取ったところ、妊娠6ヶ月(妊娠20~24週)頃までには9割近くの妊婦さんがつわりから解放されていることが判明しました。
自分でどうこう出来る問題ではないので、すぐさま回復できなくてもあなたのせいではないとお考え頂き、「明けない夜はない」と信じて、どうかもう少しの間、踏ん張って頂きたいと思います。

原因が生活環境にある場合の症状対策

  • 仮説4:つわりは自律神経失調症である
  • 仮説5:体内環境をキレイにするためにつわりが起きる
  • 仮説6:精神的な不安やストレスがつわりを引き起こす

これらが原因だとした場合、症状改善のために試せることがいくつかあります。

  • 出来る限り規則正しい生活&バランスの良い食事をして、自律神経の乱れを抑える
  • 添加物などの合成化合物を控え、天然素材を意識した食生活を送る
  • 自分を許し、周囲の理解を得て、ストレスを軽減する

自律神経の安定のために、規則正しい生活を心掛けるのはもちろんですが、バランス良く栄養を摂取するのもとても大事なことです。
しかしながら、吐きつわりなどで苦しい場合、無理をしてバランスの良い食事を摂ることが余計にストレスを増やす場合もあるかと思います。

当ブログでは、妊婦さんに必要は栄養素が含まれた完全天然素材のサプリをご紹介しています。このサプリは、各社ある妊婦推奨サプリで唯一、つわり軽減が期待できるビタミンB6が豊富に含まれているサプリです。
出産後ではありますが、私も服用しています。

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つわり軽減が期待できるサプリメント【ビタミンB6含有】について

もしあなたが、つわりを抱えながらの家事育児・仕事で強いストレスをお感じになっていたとしたら、それは本当にお辛い状況であると想像します。
ご事情はそれぞれでしょうし、あなたのことを良く知っているわけでもない私がアドバイスするのもおこがましいですが、私なりに一般的な妊娠時のストレス緩和策を調べ上げた記事がありますので、参考にして頂けますと嬉しいです。

妊娠中の情緒不安定の原因と対策

悪阻の原因の諸説に対する私の所感

あくまで私の体感ですが、hcgの大量分泌を引き金にした自律神経失調症の悪化が、つわりなのではないかと思っています。そう思う理由は、私は過去に何度か緊急避妊ピルを使用し副作用で苦しんだ経験があるのですが、その時の症状が、毎度つわりの全盛期の症状と同じだったからです。
緊急避妊ピルは、妊娠にかかわるホルモンを操作する薬です。
そして、妊娠中の症状は、まさに呼吸器、循環器、消化器といった自律神経が統括している部分で起こっていました。

このことを考えますと、hcg等いわゆる妊娠ホルモンが自律神経失調状態を作り出しているのではないかと感じた次第です。

もともと自律神経の働きが良い人は、早期に体が適応し症状が治まりますが、この働きが良くない人は、妊娠ホルモンが不要になる出産時まで不調が続いてしまう…そう考えますと、道理が通る気がします。

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