吐きつわりでも食べられた！43品目「気持ち悪くならなかった食べ物ランキング」

つわりの症状の中でも1、2を争う辛い症状、「吐き気と嘔吐」。妊娠5週目～妊娠16週にかけて、あるいは妊娠全期において、多くの妊婦さんを苦しめます。

このページでは、「吐きつわりでも食べられたもの」の話題を中心に、日常対策などを、234人の妊婦さんへのアンケート結果を踏まえてご案内します。

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吐きつわり時の食事・おすすめの食べ物。実際につわり妊婦さんが食べられたものは？

先輩ママさんへの「つわりでも気持ち悪くならずに食べられたもの」アンケート調査結果と、産科医さんが書いた書籍を参考に、吐きつわり中におすすめの食べ物をご案内します。

吐きつわり中でも食べられた！先輩ママさんがおすすめする「気持ち悪くならない食べ物」

当ブログで「つわりでも気持ち悪くならずに食べられたもの」をアンケートした結果、以下のような回答が得られました。

【つわりでも気持ち悪くならずに食べられたもの】

「つわりでも気持ち悪くならずに食べられたもの」トップ5は、以下となりました。※飲料は除く

1. アイスクリーム（49%）
2. リンゴ（39%）
3. トマト（37%）
4. みかん（37%）
5. そうめん（36%）

そのほか、3割程度の人が「気持ち悪くならずに食べられた」を選択している食べ物が以下でした。

• スイカ
• リンゴ
• イチゴ
• ヨーグルト
• ジャガイモ
• トウモロコシ
• レモン
• パン

良く聞かれる「飴」は上位にランクインしていませんね。

傾向として、

冷たいものは食べやすい。
温かいものは気持ち悪くなる。

と言える結果となりました。

牛乳はダメだけれどアイスクリームはOK

という人が多いことからも、同じ食材でも温度でOK・NGが分かれる可能性が見えました。

実際に、温かい食べ物（33度以上）は、吐きつわりを悪化させやすいとの産婦人科医の報告がありますので、温かくして食べられなかったものの中にも、常温（15度~20度）で摂れば食べられるものが見つかるかもしれません。

産科医がすすめる！「吐きつわり症状軽減」のための食べ物

つわりを研究されている産科医、恩田教授がおっしゃるには、吐きつわり時には、ナトリウム、カリウム、血糖、尿素窒素の減少が確認されるため、これらを補えるものを食べることで症状が改善する可能性があるとのことです。

具体的に言いますと、以下の食べ物とのことです。

• トマト
• バナナ
• メロン
• スイカ
• ジャガイモ
• トウモロコシ
• カボチャ
• リンゴ
• ミカン
• イチゴ

先輩ママさんが挙げて下さった食べ物と、恩田先生が挙げている食べ物には、共通点が多いですね。

あと、妊娠中は唾液の成分（消化酵素）に変化が起きる関係で、塩気のあるものが食べやすくなるというお話もされていました。
カップラーメンやポテトチップスが食べやすい、という妊婦さんが一定数いるのも、この影響かも知れません。

「塩分多めの食事やジャンクフードは妊婦に良くないんじゃ？」という不安もあるかと思いますが、妊娠初期の一時的な食生活が胎児に及ぼす影響はほとんど無いと言われています。
何も食べられないよりはましだと割り切って頼ってみても良いかもしれません。

何を試しても吐かずに食べられるものが見つからない場合

1日に何度も吐いてしまうと、胃が荒れて余計に刺激に敏感になり、吐きやすい土壌が作られてしまいます。

連日続くようなら病院で点滴してもらったり、大事をとって入院も検討していただきたいですが、「そこまでではないけど吐くしあまり食べたくない」場合は、例えば食べられない分を栄養サプリなどで補うなどすると、精神的にも良いと思います。

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管理人がつわり中に食べられたものは「イチゴ」

私自身の経験で言いますと、妊娠悪阻のピーク時でも、イチゴだけは食べられました。
食べられるものが見つからない時は、優先的にこの中から探してみると良いかもしれません。

吐きつわり時におすすめの飲み物

続いて、「吐きつわり」でも飲みやすかった飲料ですが、丁度半分の方が「水が飲みやすかった」と回答していますが、つわり時に真水を飲むと、血清浸透圧が急激に低下し、嘔吐や頭痛を引き起こす場合があります。

心当たりがおありな場合は、塩分が含まれた飲料の摂取することで、血液中の浸透圧の低下を防ぎ、症状の悪化を抑えられる可能性があります。

具体的に言いますと、以下の飲み物がおすすめです。

• ポカリスエット
• アクエリアス
• OS-1

この時期お味噌汁が苦手になる方も多いですが、これは大豆に含まれているアンモニアに過剰反応してしまうからという説があります。塩分を足すことで美味しく飲める場合があるようです。

管理人がつわり中に飲めたものは「冷スープ」と「オロナミンC」

私がつわり中でもなんとか飲めたのは、カボチャやジャガイモ、コーンの冷たいスープとオロナミンCです。

カボチャやジャガイモ、コーンは、恩田先生も挙げられている食材です。

オロナミンCはつわり改善に効果がある栄養素「ビタミンB6」が少量ながら含まれています。

もしあなたがオロナミンCを飲んで症状が軽減するなら、臨床試験で使われたと同じ量のビタミンB6が含まれている葉酸サプリ「美的ヌーボ」も効果があるかもしれません。

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吐きつわりが悪化しやすい食べ物。「温かいもの」が吐き気を助長！

妊娠時に口にして吐き気をもよおしたり、実際に嘔吐した食べ物・飲み物についてアンケートを行いました。

【 つわり時に食べて気持ち悪くなった食べ物】

「つわり時に食べられないものランキング」としましては、下記の結果となりました。

1. 揚げ物
2. ご飯（白米）
3. 肉（焼いたもの）
4. 魚（生もの）
5. カレー
6. 肉（生もの）
7. ラーメン
8. 味噌汁
9. 牛乳
10. パスタ

このアンケート結果から、

• つわり中は、炭水化物とタンパク質が食べにくい
• 食べ物の温度が上がれば上がるほど不快感が増す

といった傾向が見えてきました。

カギは、食べ物の「温度」だったんですね。

吐きつわりの原因となりやすいにおい

つわりの際は、においづわりと呼ばれる嗅覚異常にも陥りやすく、食べ物だけでなく、においによって嘔吐してしまうことも良くあることです。

【 つわり時に気持ち悪くなった匂い】

「つわり時に気持ち悪くなったにおいランキング」としましては、下記の結果となりました。

1. ご飯の炊けるにおい
2. ゴミのにおい
3. 人や動物の体臭
4. 歯磨き粉、洗剤やシャンプー、香水などの香料
5. トイレのにおい
6. 冷蔵庫のにおい
7. 店・スーパーのにおい
8. 部屋のにおい
9. 外のにおい
10. 自分の唾液のにおい

その他、吐きつわりのきっかけになりやすいこと

歯磨きをした時の歯ブラシの感触の不快さから吐いてしまったり、入浴中や入浴後に血流が変化することで吐き気が強くなる方もいらっしゃいます。

次の章では、日常生活の吐きつわり対策を、先輩ママさんの声を活かしながらお伝えしてきます。

​

日常生活での吐きつわり軽減対策

ご自身の吐きつわりの原因を、出来る限り排除してしまうのが、吐きつわり症状を最小限に抑える現実的な手段です。

冷蔵庫やキッチンのにおいで気持ち悪くなる妊婦さん

つわりの間、旦那さんには出来るだけ外食してもらうようにお願いしてしまいましょう。
家に臭いがつらい食材を置かない、使わないだけでも随分違ってくると思います。

今は「そんな贅沢するなんて…」とは思わず、ご自身を一番にいたわってください。

もしご主人が理解を十分に示してくれなくても、しぶしぶにでも従ってくれたら、「本当に助かるわ、苦労を掛けてごめんなさい、あなたようなやさしい人と結婚できてよかった！」とひたすらほめると、家の中が少し居心地良い空間になるかもしれません。

洗濯洗剤のにおいで気持ち悪くなる妊婦さん

症状が酷い間だけでも洗濯はご主人に頼んで近所のコインランドリーでしてもらってはいかがでしょうか。

もしご主人が不満をあらわにしても、しぶしぶにでも外で洗濯してきてくれたら、「こんなに頑張ってくれる旦那さんは、きっとほかにいないわ、あなたのような夫を持てた私は三国一の幸せ者ね！」とひたすらほめると、家の中が少し居心地良い空間になるかもしれません。

歯磨き粉のにおいでしんどくなる妊婦さん

歯磨き粉の不要な歯ブラシや、臭いが控えめの歯磨き粉を使用されると、ストレスが軽減できると思います。

ご参考：

⇒電気不要!強力ジェット水圧で歯の汚れを吹き飛ばす!!歯間ジェットクリーナー

⇒無臭に近いと言われている「なた豆歯磨き粉」

匂いつわりはアロマで防げる場合も

吐きつわり時、柑橘系のアロマの吸入で症状が和らぐ可能性があります。

ハンカチやマスクにアロマオイルを1～2滴垂らして使いましょう。
マスクを使う際には直接肌に触れないように、コットンやガーゼにオイルを垂らして使って下さいね。

アロマについては、別ページで詳しく解説しています。
妊娠期によって、禁忌とされている精油もありますので、ご利用の際は一度お目通しください。

⇒妊婦さんのアロマ活用術

入浴後に吐き気が助長される妊婦さん

入浴は体力も奪われます。無理してまで毎日入浴する必要はありません。

シャンプーの匂いが苦手になっている場合も、柑橘系ならば不快にならない可能性があります。
血流の変化で吐き気が強くなることがありますので、浴室に長居はせず、お湯の温度も上げすぎないようにしましょう。

重症悪阻の吐きつわり対策 3か条

症状が重篤だと、経験上「あがき」程度のことしかできません。

それでもしないよりは若干快適に過ごせると思いますので、ご一読いただければと思います。

吐き方を極める

負担の少ない楽な吐き方をしましょう。妊娠から出産までほぼ毎日吐いてきた私の経験上、以下の吐き方をされると、負担が少ないように思います。

まず、体の力を抜いて緊張を解きます。

そして、できるだけ屈む姿勢をとります。

トイレで吐く場合はできるだけ口から腰までが平行になるように、四つん這い状態になって顔を便器の中に入り気味にセッティングします。
（あらかじめトイレをきれいに掃除しておきましょう）

ベッドで洗面器等に吐く場合は、土下座の姿勢で口元に洗面器が来るようにするのがお勧めです。

イメージトレーニングも大事です。

こみ上げてきた不快感が、筋肉の脈動によってすっきりと体外へ放たれる――出来る限り、良いイメージを持ちましょう。

そして、嘔吐したら、「また一つ毒素が体外へ出た！」と思うようにしましょう。

プラスのイメージを持った方が、精神の安定を図れます。
これで私は500回以上行けました！（笑…えない。）

環境を整える

とにかくご自身の身の安全を図りましょう。

入院中、6人部屋等で様々な生活臭に悩まされた時は、看護婦さんが来るたびに、

「他の方々の生活臭に吐き気がしてしまって死にそうだ、もうだめだ、精神が崩壊する！！」
と泣きながら訴え続けたら、加算料金なしで2人部屋等に移動させてもらえるかもしれません。

ものにすがってみる

「悪阻で苦しんでいる妊婦さんに効果があった」と言われるものを、手当たり次第試してみても良いと思います。
ここでは、「摂取療法」「ツボ療法」「音楽療法」の3つをご紹介します。

（私が妊娠悪阻だった時はネットを見られる環境でなかったため、下記の物を知ることも試すことも出来ませんでした。
ですので申し訳ないのですが、効果があるかどうかは保障の限りではありません。）

つわり用サワーキャンディー

アメリカの小児科の看護師さんが、安全な原料にこだわって作り上げたつわり専用のサワーキャンディーとの事です。

1. 全米妊娠協会や、多くの医師が推奨
2. USDA（米国農務省）認定オーガニック原料で安全
3. 薬物使用なし、副作用なし
4. つわり治療に効果的な栄養供給方法：一度に少量を胃に送る
5. お口の乾燥を軽減
6. 低血糖による胃のムカつきを抑える糖質含有
7. 胃のトラブルの解決策として知られる特定のエッセンシャルオイル風味

日本の方の口コミも有るようです、興味のある方はリンク先をどうぞ。

つわり軽減ツボ押しバンド

装着することで、妊婦さんの吐き気や乗り物酔いに効果のあるツボ「内関（ないかん）」を刺激し、不快症状や吐き気を軽減できるバンドとのことです。
ツボ療法の検証実験では、効果を実感される妊婦さんが一定数いらっしゃったとのことです。個人差がある手法で、口コミにもそれが如実に表れています。

1. 眠気などの副作用は一切なし
2. 安全に使える
3. 睡眠中につけていても害なし

このツボ押しバンド、3Dゲーム酔い対策として最近購入しました。
引き締め感が思ったよりも強かったですが、生理二日目のだるい中でプレイしても酔いませんでした。いつもなら10分で気持ち悪くなります、私にもそこそこ効果があるようです。

つわり対策専用CD

吐き気を抑える一連の音波と音階が、平衡感覚の乱れや脳の嘔吐中枢に直接働きかける世界で唯一の悪阻対策専用CDだそうです。

1. 英国の保健機関の研究で、９０％以上の妊婦が数日以内に吐き気の軽減や解消を報告
2. 安心・安全・副作用なし！（催眠やサブリミナル効果を持つものではありません）
3. ヘッドフォンから聴くだけ、持ち運びでき、何度も繰り返し使える
4. 妊娠・出産におけるマタニティケアの世界的権威であるデニス女史を始め、各専門家たちも推奨
5. 英国助産師学校の助産師向けトレーニングビデオでも紹介

平衡感覚を司る内耳に働きかけ、嘔吐のシグナルが脳に伝わるのを中断させる効果があるのだそうです。
乗り物酔いや運動などで吐き気を催すタイプの女性に、特に効果的とのことです。

吐いたり食べられなかったりで不安になったら…

当サイトでつわりに関する質問に応じて下さった、林看護師（⇒記事）も言っていますが、限界まで我慢する必要はありません。不安になったら、病院に行きましょう。

とは言っても、「悪阻で病院なんて、大げさとか、忍耐弱いって思われないかしら」と腰が引けてしまう、奥ゆかしい女性もいらっしゃると思います。
以下に、つわりで病院へかかる一応の目安を記載しておきますね。

吐きつわりで病院へ行く目安

食べられない、飲めないといった状態が続いて体が脱水症状を起こすと、血の濃度が濃くなり、めまいや頭痛、体温上昇といった症状があらわれます。

• 体重が減る
• 口内が乾く
• 全然食べれない、水も飲めない
• 微熱気味、または明らかに熱がある
• 頭痛やめまいがする
• 全身の倦怠感が半端ない
• 尿の回数・量が極端に減った

このような症状が複数あった場合は、すみやかにお医者さんに相談されてください。
早く相談すればする程、早期回復が見込めます。

病院の行き時を読み違えて我慢しすぎると、脱水症状が深刻化し、最悪、妊娠が継続できなくなります。
かくのは一時の恥です、不安を感じたら、レッツ病院です！

​

吐きつわりで赤ちゃんに悪影響はないの？

満足に飲めない、食べられない状態が続くと、

「お腹の赤ちゃんが栄養不足にならないだろうか」

「自分が食べられないことで、成長の妨げになっていないだろうか」

「もし障害が生じたりしたら…」

と、とても心配になりますよね。

結論から言いますと、妊娠初期の短期間、つわりで十分に栄養が摂取できなかったとしても、赤ちゃんに直接の影響はないと言うのが、現医学界や世間の定説です。

実際、妊娠2ヶ月から4ヶ月位までの間、吐きつわりや食べつわりで満足な食事ができなかったり、偏った食事となってしまう妊婦さんは決して少なくありませんが、大多数の方が元気で健康な赤ちゃんを出産されています。

その一方で、妊娠中長期にわたって嘔吐を繰り返した妊婦さんや、栄養を十分に摂取できなかった妊婦さんの中には、低体重児を出産なさったり、私のように疾患を持った赤ちゃんを出産するケースも一部存在しています。

今回の調査では、厳しい妊娠期を過ごされた2割以上のママさんが、お子さんに心配な点をお持ちだという結果となりました。
（その原因が、妊娠中の栄養不足と断定に至る研究結果はありません。が、個人的には関連性はとても高いと感じています。）

【 妊娠悪阻や栄養失調を経験されたママさんへの調査】

とても難しいとは思いますが、可能な限りの栄養対策をして頂きたいと強く願います。

みんなの吐きつわり体験談

吐きつわりで苦しんだ方から体験談を頂きました。

どんな時につらくて、どんなことを試したら症状が軽くなったか、それぞれの吐きつわり体験を語っていただいています。
あなたの励みや参考になれば嬉しいです。

⇒胃液まで吐いていました-kayさん（30歳）のつわり体験談

⇒外出で気を紛らわしました-りんりんママさん（20歳）のつわり体験談

⇒ほんの一口食べることで吐かずに済みました-あっきーさん（28歳）のつわり体験談

⇒「まさかこんなに辛いとは思わなかった」くろこさん（25歳）のつわり体験談

⇒食べられず赤ちゃんが低体重に-ほっしーさん（28歳）のつわり体験談

辛い吐き気と嘔吐に苦しんでいる妊婦さんへ-最後に

あなたが今、吐き気と戦いながらこの文章をお読みくださっているとしたら、あなたの辛さ、苦しみが、私にはよくわかります。
私も吐きつわり当時、あなたのようにどうにかして現状を打開したくて、携帯でつわり関連の情報を検索しまくっていました。

本当に本当に苦しいですよね。

同じ苦しみを味わった者として、言えることがあります。

あなたは、今、一秒一秒、生き続けているだけで勇者です。

あなたがどれだけ壮絶な戦いをなさっている最中か、経験した私にはわかります。
新しい命を抱えながら懸命に戦われているあなたに、心からの敬意を表します。

一分一秒でも早く、あなたがこの苦しみから解放される日が来ることを、切に願います。