つわりに効く飲み物。妊娠中500回吐いた私がおすすめする市販のつわり対策飲料

つわりに効く飲み物 つわり軽減グッズ

つわりが酷くて入院し、2ヶ月絶食状態だった私でも吐き気を感じずに飲めた市販の飲料がありました。

最近になって知ったのですが、その飲料には、つわりに効くと言われている成分が配合されていたのです!

このページでは、そのつわり軽減(が期待できる)スーパー飲料についてご紹介し、飲む際の注意点についてもお伝えします。

酷いつわりだった私でも飲めた!市販の飲料の正体とは

私は妊娠中に重症悪阻(じゅうしょうおそ)となり、妊娠6週目から2ヶ以上入院していました。

前半の1ヶ月は水分すら口から摂れず、点滴を続けながら吐き続けました。
後半はイチゴと油ものを「食べては吐き」で乗り切ったのですが、この悲惨な入院後期に、難なく飲めた飲み物が1つだけありました。

この飲み物は、スーパー、コンビニ、自動販売機、どこにでも売っている市販品で、妊娠前から好きで良く飲んでいた飲料でした。

味覚つわりによって好物が全く美味しく感じられなかった当時も、この飲料だけは美味しく飲めましたし、飲んだ後に吐き気も起こりませんでした。
当時は「つわりの影響を受けなかったラッキーな飲み物」としか思っていませんでしたが、今になって考えると『なぜあの飲み物だけ無事に飲めたのだろうか』と、ちょっと不可解に感じます。

何か理由があるのでは、そう思って飲料の成分を調べてみたところ、見つけました。裏を取っちゃいました。その飲み物には、「つわり時でも飲めた理由」がしかと存在していたのです。

犯人(?)はビタミンB6!あなただっ!

当ブログでもおなじみ、つわり改善栄養素「ビタミンB6」。その飲み物にはこのビタミンB6がなんと4.9mgも含まれていたのです!たった1本中にです!驚きです!!

※つわり時に食べやすいもの・飲みやすいものを調査し一覧にまとめた記事はこちら⇒吐きつわり対策(記事後半でご案内しています。目次クリックでワープできます)

ビタミンB6のつわり改善期待値と食品の含有量

テンション上がる私を冷ややかな目で見ながら(読みながら)、

「はぁ。それって、すごいことなん?」

とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。

ですので、その飲料の名を紹介する前に、少しだけビタミンB6のことについてお話させて頂けたらと思います。

ビタミンB6は、2015年にアメリカの産科婦人科学会が発表した「つわり治療のガイドライン」で推奨されている、お墨付きの「つわり改善栄養素」です。

少し古い情報ではありますが、1991年、1995年にビタミンBと偽薬での二重盲検の効果検証が行われ、「ビタミンB6は6割以上の妊婦さんに効果あり」という結論になったそうです。

けれども、その際投与されたビタミンB6の量は「8時間毎に10~25mg」で、この量が症状改善の目安量であるなら、普段の食事でまかなえる量ではありません。

食品から摂れるビタミンB6の量は、含有量トップクラスの食品ですら、以下のような有様なのです。

食品名 ビタミンB6含有量(/100g)
にんにく 1.5mg
まぐろ 0.94mg
牛レバー 0.89mg
かつお 0.76mg
鳥ひき肉 0.68mg

ビタミンB6を、実験で効果が認められた量摂取しようとしたら、例えばまぐろなら約1kg食べなければなりません。
このように、通常の食事から充分な量のビタミンB6を摂取するのは非常に困難なのです。
といいますか、吐き気と戦っている人に量食べれというのが土台無理な話です。

ですので、私はつわりで苦しんでいる方に、ビタミンB6が1日一回の服用で100mgも取れる「つわり対策サプリ」をおすすめしているのですが、これからご紹介する飲み物は、このサプリ程の威力はなくても、少なくとも食事からビタミンB6を摂るよりは遥かに楽に、量を摂取できる飲料ということになります。

重症悪阻でもゴクゴク飲めた吐き気に効く飲料の正体

もったいぶってごめんなさい。
では、そのビタミンB6が食品含有量トップのにんにくの3倍以上も含まれている素敵ドリンクを紹介したいと思います。

それは、ババン!!!

こちらです!!

つわりに効く飲み物

オロナミンCです。

オロナミンCは1瓶120ml、こんな少量なのにビタミンB6が4.9gも含まれているんです!驚きです!
食品でB6を同量摂取しようとしたら、マグロなら500gも食べないとなりません。そんなの無理です。オロナミンC、なんて優秀な子!

つわりで炭酸が厳しい人には難しいかもしれませんが、そうでない場合は十分飲める量であると思います。
普段の食事から、ビタミンB6を1~3mg位は摂取できていると考えると、2本240ml飲めば、効果が認められる分量に追いつきますね。

オロナミンCでつわりの気持ち悪さを軽減する際の注意点

われらつわり族の強い味方、オロナミンCですが、残念な点もあります。

糖質量が多い

実はこの飲料には、炭水化物が1本当たり19mg含まれています。
角砂糖で言いますと約5個分です。2本で約10個分です。妊婦さんが継続して飲むにはちょっと難ありな糖質量です。

カフェインが含まれている

オロナミンCには1本当たり18mgのカフェインが含まれているとのことです。
妊婦さんが1日に摂取して良いとされるカフェイン量の目安は100mg程度と言われています。
オロナミンC1日2本程度のカフェイン量で問題が起きることはないと思いますが、コーヒー1杯中のカフェイン含有量が60~80mg、緑茶は30mg前後ですので、併用なさる場合は注意が必要です。

継続して飲むと金額がかさむ

1本当たり100円ですので、1日2本飲むとしたら200円かかります。

だったら、つわり対策サプリの方が、1日1回の服用で有効量のビタミンB6を摂取でき、さらに葉酸など妊婦さんに必要な栄養素まで網羅してるし、カロリーも極小、カフェインも心配ない、金額だって大差ないし良いじゃん!とも思いますが、急に症状が悪化した際の緊急処置として使うのはアリなんじゃないかと思う次第です。どこにでも売っているので入手しやすいですし。病院内コンビニにもありました。

結論:つわり緊急時にはオロナミンCを2本飲もう!!

ネット検索してみたら実際にオロナミンCを飲んでつわり症状が軽くなった、という書き込みをちらほら見つけることが出来ました。

全員が全員効果が出るわけではないようですが、試してみる価値はあるかと思います。

糖質量やカフェインが気になったり、栄養不足に不安をお感じの方は、ビタミンB6含有 つわり対策サプリを是非検討していただけたらと思います。

つらさを我慢するのは日本の美徳とされていますが、経験上、何も良いことはないどころか、悪いことが続々起きる危険性があります。

⇒つわりをこじらせ大変な子供が生まれた管理人の話

どうか、ご自身を大切にされてくださいね。

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※ ビタミンB6は水溶性ビタミン(=余分量は体外に排出される)で過剰摂取の心配がほぼない栄養素ではありますが、数百mgという単位で1年以上服用し続けた場合に異常が出るという報告もあるようです。
検証実験でも改善効果が全員に認められたわけではありません、数本の飲用で効果が実感できなかった場合も、オロナミンCを一日に何十本と飲んだりすることはなさらないでください。

あと、本当にしんどい場合は、我慢せずにレッツ病院です!
無理しちゃだめです!

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