ツボ押しは道具を必要としない、気軽に出来る症状解消法です。
辛いつわりをどうにかしたい時、ツボの指圧で少しでも楽になれたら助かりますよね。

今回は、

  • わかりやすい場所にあるツボ
  • シーンを選ばず押せる場所にあるツボ
  • 妊婦さんも安心して押せるツボ

上記3点を意識して、図解つきでご案内します。

まずは、「そもそもツボって何なの?」「効果的な押し方は?」というところを簡潔に解説し、代表的なつわりのツボ3種と、症状別のツボ5種についてご案内します。

ツボとは?ツボ押しに効果はあるの?

ツボは、正式には「経穴(けいけつ)」といい、重要な神経・血管・筋上に存在しています。

ツボを刺激すると、その刺激は脊椎や中枢をたどって末梢神経にまで伝わります。
この働きにより、血流の改善、ホルモンの分泌正常化、自律神経とつながりの深い臓器の活動の正常化が期待できます。

ツボ療法は中国発祥の東洋医学ですが、西洋医学にも「神経が密集する治療ポイント」としてほぼ共通の考えが存在しており、WHOも内臓反射として医学的な関連を認めている施術です。

※症状が著しく重い人は、ミネラルやビタミンを摂取するのが軽減の近道かもしれません。特にビタミンB6はつわり軽減に効果があると言われています。⇒ビタミンb6含有 つわり対策サプリのご案内

正確なツボの見つけ方と押し方

妊娠時のツボ の押し方

ツボの多くは骨のキワにあります。
骨を辿りながら、ツボの位置を見つけましょう。

ツボを見つけたら、主に親指の腹を使って指圧します。
骨の付け根やくぼみにもぐらせるようなイメージで押し上げ、ツーンとしたら正解です。

ツボの押し方と強さの加減

ツボを押す強さは、いた気持ち良い程度にします。
ゆっくりと力を入れて、一押し5秒かけて押し、5秒かけて力を抜きます。

力を入れる時に息を吐き、力を抜くときに息を吸います。

これを5~10回繰り返します。

妊婦さんがツボを押す時の注意点

妊婦さんの体はデリケートです。
特に、血行が良くなっている時にツボ押しをすると血栓などのリスクが高まります。
以下を守ってツボ押しをして頂けたらと思います。

  1. 飲食30分前後のツボ押しはNG
  2. 飲酒後のツボ押しはNG
  3. お風呂上りのツボ押しはNG
  4. 血流を良くする薬を服用している場合はNG

これらの注意事項に加えまして、足ツボへの刺激も極力控えていただきたいと思います。

妊婦さんに足ツボマッサージをおすすめできない理由

足裏は第二の心臓と言われていて、内臓の反射区が密集しています。
これらの中には子宮収縮を促すツボや、卵巣に刺激を与えるツボなどもあります。
「足ツボは安定期に入ればOK」としているサイトもありますが、当ブログでは最大限の注意を払い、足首より上にあるツボを中心にご案内します。

つわり軽減のツボとして代表的な3つのツボ

東洋医学ではつわりの原因の1つに「水毒(水分代謝の悪化)」を挙げています。
つわり軽減として有名なツボは、消化器系の内臓機能を整える作用があり、代謝の正常化を招きます。

内関(ないかん)

内関(ないかん)は、消化器系の不調に効果があると言われるツボです。
吐き気や胃痛、食欲不振、お腹の張り、軟便を改善し、ストレスやイライラの解消にも効果があると言われています。
つわりで気持ち悪い、胃がむかむかするといった症状がある時に押したいツボです。

内関(ないかん)のツボの位置

妊娠時のツボ 内関

手のひらを上に向けて、手と手首の境目のしわに指を三本置いたところが「内関」のツボです。

内関を押し続けてくれるバンド

吐きつわり対策のページでもご紹介した、手に装着して内関を刺激し続けられるリストバンドです。

【ツボ押しリストバンド】

つわり対策シーバンド

装着するだけ、両手も空くので「ながら作業」ならぬ「ながらツボ押し」が出来ちゃいます。私も使ってみたのですが、いつも秒速で酔うマリオカートを酔わずに15分位続けられました。

足の三里(あしのさんり)

胃腸やむくみ改善、疲れを癒し体力増強の効果があるツボです。
かの松尾芭蕉さんも「このツボに灸を据えたらあと三里(12km)歩ける」と言って長旅の最中に灸を据えていたそうです。

吐きたいのに吐けない時にこのツボを押すと、吐いてスッキリできるという話もあります。

足の三里(あしのさんり)のツボの位置

妊娠時のツボ 足三里

椅子に座って、ひざ皿の上辺に手を絵図のように置きます。
ちょうど中指の先端にあたる場所が「足の三里のツボ」です。
へこんでいて、押さえるとやや痛みがあれば正解です。

裏内庭(うらないてい)【足裏のツボのため注意】

※裏内庭は、内関・足の三里同様つわりのツボとして外せないツボですが、「足裏のツボ」ですので、妊娠初期には取扱いに注意が必要なツボです。

食欲不振・便秘・下痢などに効果がある消化器官系のツボです。
嘔吐・食中毒・食あたりの回復にも効果があるとのことです。

裏内庭(うらないてい)のツボの位置

妊娠時のツボ 裏内庭

足の人差し指の先を手で折り曲げて、足裏にとくっついた場所が「裏内庭」のツボです。
お灸を据えると効果が高いそうです。

知名度があり、口コミも良い商品を探しましたので挙げておきますね。

【せんねん灸】

つわりの各諸症状や妊娠中の不快症状に効くツボ

次に、妊娠中の各種不快症状にピンポイントで効くツボをご案内します。

妊娠中の頭痛に効くツボ:百会(ひゃくえ)

百会はその名の通り、「百の数の血流が通る場所」という意味を持ち、 全身の血行促進に優れた効果を発揮するとされ、中国のツボ発祥の地で最も重要だとされているツボです。

部分的な頭痛にも頭部全体の痛みにも効果があり、精神的なストレスの緩和や抜け毛、立ちくらみ、二日酔い、自律神経失調症の緩和も期待できると言われています。

百会(ひゃくえ)のツボの位置

百会のツボの場所の説明

百会は頭頂部にあります。左右の耳を頭のてっぺんに向けて結んだラインと、眉間の中心から頭のてっぺんに向けたラインが交差する場所が、百会です。少しくぼんでいます。

百会を押す際は、ツマ楊枝を10本ほど輪ゴムで重ねて刺激するとより効果的です。

妊娠中の頭痛対策の記事はこちら

妊娠中のイライラ・情緒不安定に効くツボ:神門(しんもん)

神門は、「神様の入ってくる門」という意味があり、思考や意識と密接なかかわりを持つツボです。
自立神経を整えストレスを癒すツボとされ、気持ちを落ち着かせてリラックスさせます。
イライラ、不安からくる胸苦しさ、不眠、味覚障害、食べ過ぎ、ストレスからくる便秘に効果があると言われています。
自律神経に関わるツボはいくつか存在しますが、その中でも特に効果が高いと言われているツボです。

神門(しんもん)のツボの位

妊娠時のツボ 神門

手のひらを上にし、手と手首の間の横ジワの小指側の端に、触るとコリコリする腱があります。その腱の内側にあるくぼみの部分が神門(しんもん)のツボです。

妊娠中の情緒不安定対策の記事はこちら

妊娠中の便秘に効くツボ:合谷(ごうこく)

合谷は「万能ツボ」といわれています。

  • 大腸の調整(便秘・下痢)
  • 目・鼻・首などの頭部の不調(近視や蓄膿症、いびき、難聴他)
  • 肩の不調(肩こり)
  • 自律神経症状(神経過敏、めまい、無気力)

このようにあらゆる症状に効果があると言われています。

また、合谷を押すと痛みの刺激が脳につたわり、脳内麻薬と言われている「エンドルフィン」が分泌されるそうです。
そのため、痛みがマヒし、歯痛、のどの痛み、頭痛、寝違えなどの痛みもやわらぐと言われています。

合谷(ごうこく)のツボの位置

会谷のツボの場所の説明

合谷は、人差し指と親指の骨を伸ばして合わさったところにある谷間から、やや人差し指よりの位置にあります。
人差し指側の骨のくぼみを押し上げるように指圧し、ジーンという痛みがある場所が合谷です。

妊娠中の便秘対策の記事はこちら

妊娠中の眠気に効くツボ:風池(ふうち)

風池を推すと脳への血流が促され、眠気を覚ますのに加え、頭痛や目の疲れも癒してくれると言われています。
即効性が高いツボとしても有名です。

頭部の血行改善も期待できるため、育毛、フケ予防、抜け毛予防のツボとしても知られています。

風池(ふうち)のツボの位置

耳たぶの裏側の骨と、首の真ん中にあるくぼみをラインで結んでちょうど中間地点にあるへこみの部分が風池のツボです。

妊娠時のツボ 風池

妊娠中の眠気対策の記事はこちら

妊娠中の食欲抑制に効くツボ:飢点(きてん)

飢点(きてん)は、食欲を抑える効果があり、痩せるツボとして広く知られています。
耳つぼには食欲抑制のツボが複数ありますが、押すのが難しい箇所も多いため、一番わかりやすい位置にあるこの飢点のツボを紹介します。

飢点(きてん)のツボの位置

妊娠時のツボ 飢点

耳の穴の前にある、出っ張った軟膏部分を耳珠(じじゅ)と言います。
この耳珠の真ん中あたりにあるツボが飢点です。

指を使っての指圧でOKですが、綿棒があれば綿棒を使いましょう。
左右の飢点を30回程度、やさしくトントントンと押してください。

食べつわり対策の記事はこちら

妊娠中のツボ療法の最後に

妊娠中は体がデリケートです。
血行も平時よりも外的な影響を受けやすい時期ですので、やりすぎには注意し、特に足回りや足裏への指圧は気を付けて行ってくださいね。

体質によっては、ツボ押しで効果を感じにくい場合があるかもしれません。
当ブログでは、それぞれの症状別にいくつかの症状軽減策を詳しくご案内しています。
是非他のページも参考にして頂ければと思います。

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