シムス位の効果と正しい姿勢の取り方【わかりやすいイラスト付き】

シムス位の姿勢の取り方とシムス体位のメリット つわりQ&A

お腹の中の赤ちゃんが大きくなると、内臓は圧迫されがちとなります。
妊娠後期に入った妊婦さんの中には、寝苦しさから十分な睡眠をとれずに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「妊婦さんはシムス位だと楽に寝れる」とよく聞きますが、その姿勢の取り方は少し複雑で難しそうですよね。

このページでは、誰でも簡単にシムスの姿勢が摂れるように、正しい姿勢の取り方をイラスト付きで解説しています。

また、実は楽に横になれるだけじゃない、「シムス位が推奨される理由・シムス位で寝ることのメリット」についてもお話しています。

そもそもシムス位とは何か

シムス位は、19世紀イギリスの婦人科医、J・マリオン・シムズ氏が発案した体位です。

左側面を下にして寝る姿勢のことで、直腸の検査や治療時、昏睡状態の患者の気道確保にも用いられる体位です。

妊婦さんがシムス位で寝るとどうなる?

妊娠中に仰向けで寝ると、胎児や羊水の重みで血管が圧迫されて血流が悪くなります。
場合によっては低血圧からめまい・ショック症状を引き起こす可能性もあります。

シムスの姿勢をとると、仰向けで寝るのと比べ、血液の循環が良くなります。

血液の循環が良くなる=代謝が良くなるということですので、圧迫感が軽減されるだけでなく、赤ちゃんに栄養が届きやすくなったり、老廃物の排出が促されてむくみずらくなったりと、良いことづくめです。

正しいシムス姿勢の取り方をイラスト付きで解説

それでは、正しいシムス姿勢の取り方をご案内しますね。

シムス位

  1. 左側面が下になるように、うつ伏せ気味の姿勢で横たわります
  2. 左足(下側)をやや伸ばします
  3. 右足(上側)を前に出して曲げます
  4. 左手は背中側に回して伸ばす、曲げるほうが楽なら曲げてもOK

なぜ左側が下面なの?

右側を下にすると、大静脈や静脈付近のリンパ管が圧迫されて寝苦しくなるためです。

シムス位やってみたけどしっくりこない、逆にしんどい

各々の体の部位(頭、肩、腕、お腹、脚)の位置や高さを調節することで、安眠体勢が取りやすくなると思います。
クッションを使ったり、タオルを重ねて敷いて調整するのも良いですが、抱き枕を使用すると、体圧を分散しやすいため楽な姿勢をとりやすいです。

シムス姿勢を助ける抱き枕

妊婦さんがシムス位をするのに適した抱き枕は、以下のようなものであると考えられます。

  • カバー素材が肌にやさしい、肌触りが良い
  • 自由な寝姿勢で体圧を分散できる
  • 洗える
  • 見た目にも癒される

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