キャサリン妃は第二子を妊娠され、現在14週目とのことです。
第一子を妊娠された時もつわりの症状は重かったと聞いています。当時は3日間点滴を打ったそうですが、今回は更に重篤な症状に陥り、周囲の人が「これ、つわりじゃなくて他のヤバイ病気なんじゃないの?」と疑いを持つ有様だったとのこと。最近まで実家で療養されていたそうです。
(実家で療養というのは直系の王子の妃として異例のことだったようです。イギリス王室は元より日本の皇室よりも開かれたイメージはありましたが、更に一般的な感覚に近づいてきているのかもしれません。)
私がこのニュースで強く感じたのは、「つわりの苦しさって、本当に伝わりずらいな」ということです。
解説者もおっしゃっていましたが、「たかがつわりで公務を休むなんて、と思う人もいる」そうです。
個人的な意見を言わせて頂きますが、
つわりのことをろくに知らない人や、つわりで酷い目に遭っていない人に、「たかがつわり」と言う資格はありません。
せめて、24時間船酔いの気持ち悪さを味わいながら毎日10回3ヶ月以上吐き続けてから言って頂きたいです。
重度のつわりになると、食べ物も飲み物も全くのどを通らなくなり、挙句の果てには少し体を動かすだけで吐くようになります。
寝ている時に、無意識に寝返りを打った反動で吐いて飛び起きたりします。
まるで仮眠室で眠っている時に警報にたたき起こされる消防士さんのように、24時間臨戦態勢で吐き気と戦うのがつわりなのです。しかも休日無し待遇です。
全世界の人に声を大にして言いたい。
つわりの人には優しくしてね。
「たかがつわり」発言、ダメ!絶対!!
…キャサリン妃の話に戻しますが、今回のつわりの症状は、先ほども申しましたが「他の大変な病気なのではないか」と周りが疑いを持つよう程に酷かったそうです。今はとりあえずの回復をされて、体調が万全でないながら、ご公務を再開されたとのことですが、それだけ重かったのなら、今も風邪ひいている人の何倍もしんどい体調でいらっしゃる可能性が高いように憶測します。
14週って言ったら、私はトイレにも起き上がることも困難で、尿道に管入れて寝たきりでいようか、みたいな話が出ていたような状況でした。
でも、例えキャサリン妃がそれに近いような状態であったとしても、私のように、自分のペースで横になり続けられるお立ち場ではないですよね…
責任があるお立ち場の方って、心身ともに強さを求められますよね。笑顔で立ち振る舞われていらっしゃるキャサリン妃に敬服です。拝見して、涙が出そうになりました。
つわりは第一子より第二子の方が重い件
ところで、つわりは一種の異物アレルギーであるといった解釈もされていて、(くわしくは悪阻はなぜ起こる?をご参照ください)アナフィラキシーしかりに一人目より二人目の方が重いとも言われています。
が、実際は二人目の方が軽いことも少なくないようです。
つわりは十人十色、性別、血液型、何番目の子かどうかといったことは、症状の重さを図るバロメータにはならないようですね。