妊婦さんを悩ませる症状の1つに、「便秘」があります。
妊娠中の便秘は、非妊娠時の便秘と比べ、より大きなストレスとなりやすいです。
- 市販の下剤が使えない
- 妊娠していない時と比べ、輪をかけて酷い症状になりやすい
- 流産しそうで怖くて力めない
妊婦ってつらいですよね。
私も、妊娠初期は最高18日間お通じが無く焦ったり、妊娠後期は力み過ぎて痔になってしまい、内膜は切れて染みる、直腸が肛門外に常に出て戻らなくなる(脱肛)でざんざんでした。
女性として、心理的にも苦しい日々でした。
今回は、妊娠中の便秘の原因と改善策についてお伝えしてまいります。
妊娠すると便秘になりがちな理由 4つ
毎日快便だった方までをも便秘と化す妊娠。
妊娠が便秘を引き起こしやすくなる原因として良く言われているのは、以下の4点です。
- 妊娠中に活発になる黄体ホルモン(プロゲステロン)に、腸の働きを抑制する作用があるため
- つわりによる食欲不振や味覚の変化で、偏った食生活となってしまうため
- 子宮が大きくなることで腸が圧迫されてしまうため
- ホルモンバランスの変化やストレスで自律神経が失調状態となり、腸の働きを鈍くさせてしまうため
しかしどれが引き金であっても、直接的な原因は「ぜん動運動の不良」にありそうです。
ぜん動運動とは。ぜん動運動の不良はなぜ起こる?
ぜん動運動は、大腸が伸縮を繰り返し、便を肛門へ運ぶ運動のことを言います。
腸の働きが抑制されたり、腸が圧迫されたり、偏った食生活で水分や食物繊維を十分に摂取できなくなると、この運動は鈍くなってしまいます。
ぜん動運動が鈍くなると、便を肛門に運ぶ速度が遅くなり、そのせいで腸が便から吸収する予定以上の水分を吸い上げてしまうため、便が固くなってしまいます。
この状態が続くと、毎回かなり踏ん張って力まないと出せなくなっていきます。
結果、私のように切れ痔になったり脱肛してしまう妊婦さんも珍しくは無いようです。
切れ痔も脱肛も、本当に嫌なものです。
まだこの域に達していない方は、この不快感を一生知らずにいて頂きたいですし、既にこの世界に足を踏み入れていらっしゃる方は、慢性化して産後も引きずることにならないように、今からしっかりケアしていただきたく思います。
妊婦さんの便秘解消のために必ず押さえておきたい対策 4か条
まずは基本的な便秘対策を4つお伝えします。
水分を摂る
妊婦さんに必要な水分は、1日に1.5~2Lと言われています。
食事から吸収できる水分量を差し引くと、1L~1.5L位を、意識的に摂ることが望ましいと考えられます。
摂り方としましては、コップ一杯ずつに分けて、間隔を開けて摂取するのが良いとされています。
食物繊維を摂る
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。
不溶性食物繊維は主に穀類に、水溶性食物繊維は海藻や根菜類、果物に含まれています。
代表的な不溶性食物繊維
- 大豆
- おから
- トウモロコシ
- 大麦
- エリンギ
- モロヘイヤ
代表的な水溶性食物繊維
- 昆布
- ニンニク
- こんにゃく
- ごぼう
- ニンジン
- 洋ナシ
- キウイ
不溶性食物繊維は、ぜん動運動を盛んにし、水溶性食物繊維は便を柔らかくする作用があります。
不溶性食物繊維:水溶性食物繊維=2:1のバランスで摂取するのが望ましいです。
腸内の善玉菌を増やす
ぜん動運動を活発にするには、腸内環境を整える善玉菌を増やす必要があります。
善玉菌を取れる食品として有名なのはヨーグルトですが、発酵食品であるナチュラルチーズやキムチ、ぬか漬けなどの漬物にも善玉菌が含まれています。
善玉菌はオリゴ糖を食べて繁殖し、活性化します。
オリゴ糖を含む食品としましては、牛乳、バナナ、はちみつなどがあります。
適度に体を動かす
無理のない範囲でお散歩や、水中歩行(マタニティースイミング)をされるのがおすすめです。
ウォーキングは腹筋を動かしますので、腸が刺激され、働きが活発になると考えられます。
…便秘の解消のためには、これらどれか1つではなく、上記すべての条件が揃っている必要があると言われています。
基本の便秘対策が実行不可能だったり、実行しているのに改善されない方へ
妊娠中の方の中には、つわりによる食欲不振や味覚障害で、食べられるものが限られていたり、むくみで水分規制されていたりと、基本対策が実行困難な方もいらっしゃると思います。
また、「こんなことはちゃんとやってるよ、でも効果ないから困ってるのよ!」という方もいらっしゃると思います。
そういった場合の手段として、
- 医師に妊婦OKの下剤を出してもらう
- 便秘特化なサプリで腸内環境を整える
といった方法もあります。
私は妊娠中は前者を選択し、「アローゼン」という下剤を摂取しました。
結果、なかなかな効果を得られましたが、結局は下剤です。下剤を使い続けると自然な腸の運動ができなくなると言われています。
また、下剤はビタミンやミネラルといった栄養素を体内に吸収させる前に便として排出させてしまう作用があり、一方で不要な脂肪や老廃物のカスを腸に留めてしまうという話まであります。こういった特性を考えますと、妊婦さんの下剤使用は、最終手段とされた方が良い気がします。
ここでは後者の、腸内環境を整えるのにおすすめな商品を、2点ご紹介しますね。
乳酸菌革命
善玉菌満載のサプリメントです。
ニューヨーク世界発明博覧会で最高賞を受賞した成分を配合、
販売数60万袋、リピーター率87%の人気商品です。
もちろん、妊婦さんOKサプリメントです。
産後使用の個人の感想とはなりますが、これは本当に効きます!
痛みもなくスッキリ爽快!
私も4回リピしました。
肌もつるつるになると評判のはぐくみオリゴと迷ったのですが、カプセル入りで味を気にせず簡単に摂取できるところに惹かれて、私はまず先にこちらを選びました。
はぐくみオリゴ
天然由来100%、優しい味のオリゴ糖です。
こちらはオリゴ糖ですので、善玉菌が含まれたサプリではなく、善玉菌を体内で増やすための食品となります。
妊婦さんはもちろん、赤ちゃんもOKという安心安全商品。
使用者の満足度92%。
便秘の劇的解消に加え、お肌ツルツル効果も期待できるとのことです。
商品が合わない場合の全額返金保証有。
はぐくみオリゴは現在使用中です。
飲み物や料理、何に入れてもほとんど味の邪魔をしないので、使いやすいです。
以上、ご参考まで。
最後に-妊婦さんの便秘について豆知識
私も経験があるのですが、酷い便秘をしていると体重が実際よりかなり重くなります。
食事量に気を付けているのに、検診時に体重でひっかかってお悩みの場合、便秘が進行している可能性もあるかもしれません。
上記基本対策や善玉菌食品を摂られることであっさり解決することもあると思います。