私が妊娠中に見たあまりに残酷な夢その2【閲覧注意】

妊娠中に見た残酷な夢 私のつわり症状

今回も懲りずに、私が妊娠中に見た、人格を疑われかねない内容の悪夢について、暴露して行きたいと思います。

前回も申し上げましたが、下記の内容は、相当に非人道的です。
前回の夢よりも数段、後味の悪さが増しておりますので、閲覧は自己責任でお願いいたします。

妊娠中に見る悪夢の原因と対策についてはこちら
私が妊娠中に見た悪夢の内容その1についてはこちら

私が妊娠中に見た酷い夢その2

山奥にある古びた洋館で、一攫千金を狙えるクイズイベントが開催されるとのこと。参加者に選ばれたらしい私と主人は、意気揚々と洋館に出かけて行きました。

その洋館は、明らかに何か居そうな、気味の悪い佇まいでした。スティーブンキング氏原作の映画、シャイニングのような雰囲気と言えば伝わりますでしょうか?

夢の画質自体がもうシャイニングで、よからぬ出来事が待っている気配ムンムンなのに、主人の腕に手を回しながらルンルン気分で館に足を踏み入れる私。その自分とは別に映像を見ている自分がいて、「よくB級ホラーで初期に殺される頭の軽い女っぽい。今回はその役回りか?」と感じていました。

夢の登場人物の私はもう一人の自分には全く気付いていません。大金をものにしようと、意気込みます。歩いた先には広いホールがあり、テレビ番組のセットのような、立派なステージが設置されていました。

クイズイベントは賑やかに始まりました。ステージの周りには沢山の観客がいて、壇上に立った私たち夫婦に拍手と歓声を下さいました。マイクを持った司会進行役の男性が、テンション高くイベント開始を宣言し、次いでゲームのルールについて説明をし始めました。

どうやら、参加者はウォーキングマシーンのようなものに乗り、指定の時速が出ている間に出題された質問に回答、正解すると賞金がもらえる、というルールのようでした。どこかの番組でそういうのありましたよね。
獲得賞金は、最高2000万円にもなるとのこと、私たち夫婦は興奮気味にウォーキングマシーンにのり、機械を漕ぎ出しました。

頭にはお金のことしかありませんでした。

クイズ番組らしい、明るくノリの良い音楽が流れます。観客の歓声で盛り上がる中、私は全速力でマシーンを漕ぎました。

すると、急に夢の画面が会場の地下に移りました。場面転換です。

地下は、上のホールとは打って変わって、ボロボロの壁と床に覆われた、古く小汚い空間でした。

その部屋の真ん中では、何故か私の父、母、兄弟が立ったまま、縄で一括りに縛られていました。
ひざから胸までぐるぐる巻きにされて、一切の身動きが取れない状態です。

両親たちから2m程の距離のところに、円形の銀板がセットされていました。
外側がギザギザして歯のようになった銀板で、縛られた親兄弟の胴体の真ん中に当たる高さに、床と並行になるようにセットされていました。

映像を見ている私は、とても嫌な予感がしました。

やがて、階上から歓声と共に、司会者の声が漏れ聞こえてきました。
「レッツスタート!」
この掛け声と共に、一際歓声が高鳴ります。と、その時、銀板がゆっくりと回転し始め、すぐに扇風機のように目で追えない速さにまで到達しました。

と、数秒、映像が階上に戻りました。

マシンの上にある電光掲示板で、私が漕ぎ始めたマシンが、指定の時速に達したのが確認できました。

すぐに、階下の映像に切り替わりました。

高速回転している銀板が、私の家族に向かって動き出しました。

この銀板は、ウォーキングマシンと連動しているのだと、映像を見ている私は思いました。

そんなことは知りもせず、私は全力でマシーンを漕いでいます。頭には賞金のことしかありません。

2000万円も手にしたら、何をしよう、ほしいものは沢山ある、あれも買って、これも買って…美容にもお金をかけてもっとキレイになりたい!

そんな気持ちを内に秘めながら、一心不乱にマシーンを漕いでいました。

間もなく、司会者からクイズの出題がなされました。

クイズの内容は覚えていません。私はその出題を聞いて、「やったー!この答え知ってる!!」と思いました。

マシンを漕ぐ力を緩めずに、私は大声で答えを叫びました。

と同時に、画面が地下へと切り替わりました。

私の両親のお腹に、高速回転する刃が食い込み、血しぶきが上がりました。

銀板の刃の勢いは全く衰えません。

一括りに縛られた両親と兄弟の体を真っ二つにすべく、刃は家族の腹部を切断して行きます。

場面が変わり、

「正解―!!」

という司会者の声。

ピンポーン、と効果音がなり、私は「いよっしゃー!!」っとガッツポーズをしました。

興奮冷めやらぬ笑顔で飛び跳ねる私。

はしゃぐ私の声は、肉塊が散乱する、血の海になった階下にまで響きました。

妊娠中に見た悪夢を振り返って

小さな頃から、夢はファンタジックで楽しいもの、という認識でいました。
自分に都合の良いありえない話で恥ずかしいのですが、

人気アイドルになってステージで歌っているとか、
億単位の宝くじが当たって幸せな夢とか、
バイオハザード的な世界で無敵のヒロインになるとか、
超能力者になって空を飛ぶとか、

そんな夢です。

嫌な思いするのは、歯が抜ける夢を見る時くらいでした。(度々見ます)

漫画やドラマなどで稀に、「毎夜悪夢にうなされて日常生活にまで支障がでる」「夢と現実がわからなくなる」というような展開を目にしますが、「たかが夢が現実をむしばむようなこと実際はないでしょ」と思っていました。

でも、妊娠して、立て続けに殺したり殺されたりする夢ばかり見るようになってみて、「悪夢を見続ける」のが、どれほどしんどいか、まじまじ実感するようになりました。

出産後は、そこそこ楽しい夢を見れています。歯はしょっちゅう抜けますが。

妊娠中の悪夢で、「こんな夢を見るなんて、自分は狂っているのではなかろうか」と不安になっていらっしゃる方もいらっしゃると思います。
あくまでも自分の人格や性格、意思とは別のところで勝手に見てしまうものだと割り切って頂きたいと切に願います。